下駄(ふなとや)を可能な範囲で・・・。【白モノ素材使用】

今回はご覧の婦人物の下駄を可能な範囲で加工してみました。

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まずにご希望の加工は【前ツボ】の長さ調整でした。【前ツボ…指の股で挟む部分】
調整には店内にてお客さまにもしばらくお付き合いいただき無事に終了。
(調整ご希望の場合、足袋をご持参の上ご本人様のご来店が必要になります。)
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次に傷んだ底面全体を交換しました。
元の素材は前後部共に【スポンジ系素材】でしたが、
今回は【前部⇒スポンジ+ラバー】 【後部⇒ラバー素材】へ変更しています。
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確かに普段このような履物を履かれない方には【軽くクッション性の良い】スポンジ素材は履きやすい。と思いますが
やはり耐路面との兼ね合い、耐久性を考えるとこのような仕様も修理時には視野に入れるべきかもしれません。
(もちろん「元と同じで。」という事もおおいにアリだと思います。)
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夏場は【お祭り】や【相撲観戦(名古屋場所)】の時に和装をされる方もいらっしゃるようで
毎年この時期に多くご相談をいただいております。
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当店の場合【和モノ修理加工は限られた内容になります】ので、まずはご相談いただきたくお願い申し上げます。
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靴修理・鞄修理店 東山Repair Garden【リペアガーデン】

〒464-0027 愛知県名古屋市千種区新池町4-72

TEL&FAX 052‐753‐7248

営業時間 11:00~19:00 定休日・・・土曜日

【修理加工お問い合わせ】

 

【セッタ/せった】の修理

今回は【セッタ/せった】の修理になります。
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まずに、私が生まれ育ったのは名古屋の東隣の町(現在は市)。
少なくとも、その町で育った多くの少年達は自転車の事を【ケッタ】と呼んでいました。(東海地方の方言のようです。)
以下は実際に幾度かあった【電話お問い合わせ】内容を含んだ【セッタ/せった】の修理詳細になります。
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お客さま「せッたの修理は出来ますか?」
私「・・・どちらのセっタですか?」
お客さま「・・・。」
私「REDWINGブーツですか?雪駄ですか?」
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こちらはREDWINGのフラッグシップMODEL【Irish Setter(アイリッシュ・セッター)】と【雪駄】です。

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修理例として代表的なモノでは、ソール交換やカカト打ち換えがあります。

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上記【セッタ/せった】をお電話でお問い合わせいただく際には【上手に】お伝えいただきたく思います。
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例えば・・・
【アイリッシュ】じゃなくて、【ジャパニーズ】の方の・・・。等(笑)
ん?!もしや今時の雪駄はジャパニーズではなく【チャイニーズ】かも?
・・・だったらアイリッシュでなく、【アメリカン】かな?・・・
となってしまうか?・・・この流れは却下しますm(__)m
【REDWINGの・・・】か【草履の類の・・・】でお願いしたいと思います。
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思い返せば【セブンスター(煙草)】もそう呼ばれていましたし・・・
セッターをセッタ!と言いきってしまうのも、もしや方言の流れからなのでしょうか??
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靴修理・鞄修理店 東山Repair Garden【リペアガーデン】
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【修理加工お問い合わせ】

和草履の修理

今回は和草履の修理になります。
過去私が某靴修理チェーン店に勤めていた7~8年前から、お客さまより和草履の修理ご依頼のお声を多くいただいておりました。
しかし当時ご対応が可能な内容は【カカトの消耗パーツ交換のみ】。
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需要があるのにお応え出来ないのには理由があるのですが、その頃から私が自分のお店を持ったら
出来る範囲でご対応差し上げたいと思っておりました。
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ほとんどの和草履は劣化してしまう素材で造られており、【鼻緒や天(足裏があたる部分)巻(ウェッジ部分)等大掛かりな修理=草履自体の造り変え作業に等しく別物に】なってしまいます。
また素材が靴修理の材料屋さんでは手に入らない。靴用ボンドでは底すらまともに着かない。。。等の理由を
考えれば上記のようなご対応が一般的になるわけです。
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そのような事から当店でも限界はございますが、カカト消耗パーツ交換に加え
【鼻緒や前坪の長さ調整】【底接着】【前坪製作(鼻緒製作は不可)】ぐらいの事でしたら
ご対応させていただいております。
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今回はその中から傷んだ【前坪(まえつぼ)】を作製交換いたしました。

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一般的には【鼻緒の修理】というお伝えをいただきますが、実に鼻緒は【甲にあたるV字の部分】
今回ご対応させていただきました【指で挟む部分】は前坪という正式名称になります。

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長さ調整ご依頼の場合はご来店いただく事を前提にお承りさせていただいております。
またその際に【足袋】をご持参していただく事もお伝えしております。
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ここで1つ。(ご参考ください。)
私が和草履修理のご依頼をいただく中で最も多いのが・・・「知り合いに借してもらったら、分解してしまった。。。傷をつけてしまった。。。」というご相談。
先に述べましたように、多くの和草履は【劣化してしまう素材】で造られています。
またその素材は履いていなく、仕舞いこんでしまっていた状態の方が劣化の進行が早い。という事があります。
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何かの行事の際、「今度履くのは何年後?購入するまでないか。。。知り合いに貸してもらおう。」
または逆のパターンで「今度いつ履くかわからないなら、貸してあげるよ!」この流れが実に悪い事態を招きます。
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要は、ほとんど履いていない見た目綺麗な(物理的には劣化した)草履を履いてしまったがゆえ、
履き始めたと同時に壊れてしまう。という事です。(正直この状態ですと、履き始めた人が誰でも関係ありません。)
これには貸し手さんが理由を知っているならともかく(知っていたら貸さないでしょう。。。)借り手さんは返すに返せない状態に。。。
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またその他には劣化していなくても【和草履を履きなれていない方は傷つけ易い。】という事もあると思います。
普段履きの夏用サンダル気分で履いてしまえば、やはりなるようになってしまいますし
恐らく神社等の【砂利の中】を歩けば傷だらけにしてしまうということもご存知ではないでしょう。。。
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このような事から、【和草履は決して安易に人から借りてはいけないシロモノである。】と私は感じています。
また行事式場に【レンタル草履】がある場合はそれを利用されたほうがよろしいかと思います。
実に当店へ式場のスタッフの方々が修理ご依頼に来られていますので、
もし壊れても式場(貸し手)側は事情は理解されていると思います。
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和草履で困られたお客さまがこの記事を検索していただく頃には【時すでに遅し】なんですよね・・・。
皆さまFBで今のうちからシェアしてくださいませんか??(笑)
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靴修理・鞄修理店 東山Repair Garden【リペアガーデン】
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【修理加工お問い合わせ】

夏の 【和】 履物

今回は現代では夏場が主となる【和】履物になります。

まずはこれらの(カジュアル)下駄です。

 

 

ご購入時の多くのカジュアル下駄の底面には、普段この類の履物を履かれない方にも履きやすい素材が
施してあります。

いわゆるクッション性がある素材で、確かに見た目の割には履きやすい。のではないかと思います。
・・・がその素材は柔いので、すぐにダメになる。。。という傾向も見られます。

・・・ということで今回は素材自体を【ほとんどクッション性のない物へ】変更しての進行となります。

事前ご説明としましては、「クッション性が無くなることで地面からのダイレクトなアタリが生じそうです。」
とお伝えさせていただきました。

後日、お客さまからは「長時間履いていたら、確かに既製時よりも少々厳しかった。。。」とのご返答をいただきました。
どのような素材でも一長一短がございますので、まずはご意向をお伝えください。

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次は今まで多くのご要望をいただいておりましたこれらの部品。
【草履・雪駄・・・ゴム(大)・かかと革+金具/草履・下駄・・・前がね等】今夏やっと入荷いたしました。
(和草履かかと部品は以前よりご対応しておりましたが・・・。)

 

お気軽にご相談ください。

※鼻緒に関しましては、既存物の長さ調整(補修)のみとさせていただいておりますので
【鼻緒の交換】をお考えのお客さまへのご対応は現在のところ不可になります。申し訳ございません。

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2013年夏季休暇・・・8月16日(金)~18日(日)

草履・下駄の鼻緒挿げ替え

お陰様で今の時期でもブーツ等、秋冬物の修理加工のご依頼をいただいておりますが
今回も季節柄、【涼しげな履き物】修理をご紹介いたします。

今回は下駄の【鼻緒挿げ替え】になります。

先週末のお祭りの時、不意に鼻緒が切れてしまった。。。との事でのご依頼です。

その時は応急処置としてボンドにて対応されたそうですが、みせていただいたところ
時間の問題・・・。根本的な修理が必要そうでした。

当店では基本、草履や下駄の鼻緒関連の修理は専門の職人さんに対応していただく術をとらせていただいておりますが
お客さま曰く、「また今週末のお祭にも履いて行きたい。」との事で今回は私が対応させていただきました。

実にヤラレは片足のみでしたが、お客さまより「安心して履きたいので左右両足を。」とのご依頼をいただきました。

それでは早速のパーツ造りです。

元の細いロープのような芯からしっかりした芯材へ。
生地自体にも耐久性のある素材を用い、【頑丈な物】へとアンテナを張らせていただいての作製です。

 

ご希望の【両足交換】を施し、上手にまとまったのではないでしょうか?

 

お渡し時にお客さまに足入れ確認をしていただき、ご納得をいただけました。

この【鼻緒】、洋風に言えば【トング】と呼ばれています。

【トングサンダル】と呼ばれるサンダルは実に、この造りのサンダルになるわけですが
いかんせん【切れる】【抜ける】という事がよくあります。

やはり、荷重のかかり方を考えれば【消耗品】の一部として考えた方がよいのかも?しれません。

そういった意味合いでは、日本古来の草履・下駄は鼻緒を簡単に挿げ替えられる
【優秀な造り】をしているのも事実です。

画像にみられるのは、洋風サンダルには見られずの【挿げ替えの入口】になります。

これらは基本、鼻緒自体の造りも【U+U】で構成されていますので
ダメージ症状がよく見られる片側の【U】だけ簡単に交換してあげられるという利点があります。

今回は、その片側の【U】を作製し、まとめさせていただきましたが
応急処置の際には、それなりに丈夫な紐状の物があれば対応が可能です。

鼻緒が切れて困っている女性に対し、Tシャツを「ビリッ!」と破り ?!?!
スマートに挿げ替えてあげられれば、日本男児度UP!確実なのではないでしょうか?。。。

実に昔はこの行為が好意のきっかけに。。。
ロマンスの始まりはココから・・・なんてお話もあるようですし。。。

最後に・・・鼻緒は指の股奥まで入れず、少々浅目の位置で指で挟む。というのが
【上品・粋な】履き方です。

この履き方により、鼻緒自体への負荷も変わってくるのではないかと思います。
一度試してみてください。

和式便器もしかり、こうした履き方が【踏ん張れる日本人】の下半身を造っていたのかな?
と思ったりもしてしまいました。

草履・下駄の鼻緒長の調整

今の時期はお祭りの際、和装をされる方も少なくないのではないでしょうか?
和装の足元といえば・・・下駄・草履となると思います。

今回は【鼻緒】の長さ調整です。

 

草履・下駄関連の鼻緒、ほとんどのご依頼が「キツイので、少し長くして欲しい。」というご依頼になります。

※こちらのご対応は専門の職人さんが対応いたしますので、基本数日お預かりさせていただきたいと思いますが
 お急ぎのお客さまには当店での対応可能な作業に限り、現場にてご対応させていただきます。

加え、今回はご希望により【カカト接地部にラバー素材】を施させていただきました。

【下駄・草履の鼻緒調整 左右対応 ¥2100】

和草履の修理

当Blog開設当時より【草履・下駄修理】のカテゴリを設けさせていただいた際、
今までにも、いくつかのお問い合わせをいただいておりました。

それらは私の靴修理技術の延長上で可能な範囲でのご対応というのが正直なところでしたが
今回、【和草履修理】という部分で内容強化をさせていただける事となりました。

個人的には時折ご依頼をいただく【和草履】を「きちんと直したい。」との想いは靴修理を始めた頃からありましたが
なかなかその手段、きっかけをつくれずにここまできてしまった感がありました。

・・・が先日、その想いが実り現在では数少ない【和草履職人さん】のお力を【修理】に借していただける事と相成りました。

まずはお問い合わせください。

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鼻緒が切れて困った最中、あの人がスマートに挿げ替えてくれてね。。。
これが私たちの恋の始まりなんですよ。

とのお話は映画・小説等の中で見聞きしましたが
現在では鼻緒を挿げ替えられる方ってほとんどいらっしゃらないでしょうね。

「はい!代わりの買ってきたよ!」というところがオチでしょうか?!

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当店は【町の靴修理屋】のビジョンを一番に、その方が望まれる【履き物修理加工】という部分では
靴のジャンルを問わず、出来る範囲でのご対応を心がけております。

今後ともよろしくお願いいたします。

東山 Repair Garden 

下駄のハーフソールです。

今回はこちらの下駄のハーフソール交換です。

既製のソール素材はスポンジでしたので、近い素材でより滑りにくい素材をご希望された結果ご覧のようにまとまりました。

最近当店でのスニーカー修理で多用しているVibramの素材です。今回は前面のみの交換となりました。

【下駄スポンジソール交換 ¥2100~】

下駄の底面修理です。

今回は下駄の底面修理のご紹介です。


ご覧のように下駄の底面【二の字】部分がボロボロになってしまっています。

最近よく売られている下駄は昔ながらの「カランコロン♪」と印象のある下駄とは素材が異なっている物が多いです。
もちろん「カランコロン♪」の下駄も探せば売っていますが、考えるに【コストや量産性】・【履きやすさ(軽さ)】等の原因により現在手軽に買える多くのファッション下駄は素材がモロイと思われます。

今まで修理をした下駄を思い返してみると今回の下駄も含め、【二の字】にはスポンジが貼られていたようです。
そして、その素材が削れてしまい、それでも履き続けると【木がバリバリ(割れも生じます)】という状態になってしまってました。

いわゆる昔からある下駄の「カランコロン♪」は木の音ですが、やはり固く丈夫な種の木が前提だと思います。
【固くて丈夫】=【重い】とTOPリフトでも言える事ですが、やはり現代下駄となるとこうなるのでしょうか?

今回の下駄は幸いにも【割れ】がなく底面も擦り合わせが可能の状態でしたので修理をお受けいたしましたが、
状態によっては難しい場合もございます。

スポンジもこれらの軽木もアッという間に減ってしまいますので早目のご対応をお薦めいたします。
(二の字下駄の修理は靴でいう2足分の作業になります。¥2100~)

正直、この素材は無頓着に釘打ちをすると割れてしまう素材なので打ちたくないのが本音ですが、慎重慎重を前提に釘打ちをさせていただきました。