今回はフラメンコシューズになります。お客様より以下のようなご相談をいただきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現在練習に通われているダンススタジオはフラメンコを踊る場合、
床に傷が付かないように、それなりの大きさ(重さ)のあるマット(シート)を毎度持参する必要があるとの事。
その毎度のマット持参に少々ストレスを感じていらっしゃる。との事でした。
確かにフラメンコシューズの場合独自の【音】を発生させる為、つま先とカカトは釘で面を覆うように出来ている事から床への傷は免れない?という事になるのでしょう。(専用スタジオさんならば違うのでしょうが。。。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それではご希望の【傷防止のプチカスタム】のご紹介です。
まずは【完成した靴】と【お持込み時に装着されていたパーツ】です。

P1050721 P1050722

お持込み時に装着されていた【裏ゴム(ハーフソール)】は専用のモノではありませんでした。
加え、画像のパーツは【つま先とカカトの釘面の土台なるレザー】になります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お客さまとお話を進めていくにあたり、果たしてこの進行が実の練習時に効果が出るのか?
私はフラメンコを踊った事はないので不安になりましたが、お客さまの「まずは試してみたい。」とのご意見を基に進めさせていただきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご要望は・・・まずに外履き用の普通のハーフソールでは踊っていて引っ掛かりを感じる事から専用のモノに。
次につま先とカカトを傷の付きづらいモノに。
最後に、可能であればつま先は【幾分かの盛り上がりの段差(釘打ちの場合の段差)】を生じさせてほしい。
という事でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それならばと、恒例の【無い知恵を振り絞ったトンチ作戦】での進行です。
まずに専用のラバーハーフソール(今回は国産品/白)に交換です。
次に通常の釘打ち部の面積に値する部分をCUTし、同色の1mmスポンジを下部に仕込み再装着。
これで、まずにダンサーご希望の段差を生じさせる事に成功しました。

P1050718

最後にカカト面の素材です。
こちらは正直なところどのようなパーツを装着するか迷いましたが、
お客さまの今回のお話内で「社交ダンスの方はマットなしでそのまま踊れるの。」との事があったので
” ヒントでピント ”とばかり【社交ダンス用のカカト素材】を施しました。

P1050720
コレを選んだのにはもう1つ私なりに訳があります。・・・万が一カカトで床に擦り傷を造ってしまっても、
社交さんとの区別がつかないのでは?というチョイと横着な内容。。。
それにはお客さまも笑顔で賛成していたただけました(^^) (象印賞いただけますか?)
・・・という事で、ご希望は【カタチ】としてまとまりましたが、その後は如何なモノだったのでしょうか?
上手に使えていれば幸いなのですが・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私も若かりし日には週に何度も音楽スタジオに通っていました。
その際には毎度ギターを担ぎ、重たいエフェクターボードをせっせと持ち運んでいました。
確かに、毎度のように「ボーカリストは手ぶらでいいなぁ。。。」なんて思った事がありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
靴修理もしかり?
修理したい靴を何足もせっせと持ち運ぶのは一苦労と思われる方もいらっしゃるのでは?
そのような場合は【店頭に無料駐車場がある当店】においでいただく手もあります。
ご検討くださいませ。お待ちしております。

P1060606
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フラメンコ用ハーフソール

【ガジャルド(黒)画像参照/国産(白のみ)】店頭在庫有。

P1060877
尚、素材お持込みでの加工も承ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
靴修理・鞄修理店 東山Repair Garden【リペアガーデン】
〒464-0027 愛知県名古屋市千種区新池町4-72 TEL&FAX 052‐753‐7248
営業時間 11:00~19:00 定休日・・・土曜日

【修理加工お問い合わせ】