今回は常連さまからご依頼の、【同形・異色】の靴のオールソール修理加工となります。

所有されてから時間も経っており、ソールの状態を思うと履くに履けず。。。(硬化・割れが生じてしまっています。)

 

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・・・との事で加工素材を見て、触ってと様々な方向性をお客さまとご相談させていただいた結果、
着地点はこのようになりました。

 

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【茶靴】は茶系での構成を狙い、レザーMIDソールがアクセントになるVibram#2060を用いた【感触が柔らかめの仕様】に。

 

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【白靴】はなるべく薄い色での構成を狙い、レザーソールを基準にハーフラバーソールを施した【感触が固めの仕様】に。

 

どちらも修理加工に際し、元靴の個性を引き延ばした仕様になったのではないでしょうか?

双靴、TPOに合わせ上手に履き分けられれば、また面白いのも事実だと思いますが、
時間と共に「こちらばかり履いてしまうんだよな。。。」との経緯でしたら
よく履く方の仕様に変更する事も可能です。

また様子を窺いながら、ご相談いただければと思います。
毎度ありがとうございます。