今回も前回に引き続き【サンダル修理(トング切れ)】の対応策1例です。
ご依頼品はこのような女性用のトングサンダルでトング部は【非常に細い】仕様となります。
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前回の記事でもお伝えしましたように、【ソール入口の荷重がかかる部分】へのつなぎ作業は?
・・・この細さでは【補強素材を仕込んでも耐えられないかも?】と判断いたしました。
そこで以下のご対応を試みさせていただく事に。。。

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お客さまへは上記詳細をお伝えした旨、【ペンにて書き込んだラインでCUT・・・。】との進行をご提案。
お試し作業の含みもご理解いただき【ラインの選択】をしていただきました。
・・・結果、このサンダルの他のデザイン模様が【丸みのある尖り模様】ということで
それに似た【画像左側のライン】を基に更につめる事で進めるようご指示いただきました。
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進行が決まれば一気に進めます!

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見積もったラインにてCUTした後、新たにトング部分を作製。
CUT部の縫いかけ部とトング部には補強材をしっかりと仕込んでのご対応です。
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新トングの長さを仮組み(ソールの接着前)時に再ご来店いただき感触を試していただいた結果、
【長さを元長(仮組み長)よりも短めに再設定し、元装着の塩ビパイプはなし!】との事で完成へのご指示をいただきました。
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個人的には【もう少し太く】仕上げるべきか?と悩みましたが、
この細いトングがこのサンダルのキャラクターとなっている事を重視した上、
可能な限りの荷重分散も考慮した進行結果がこの仕様。
まずは【お試し】いただき、またすぐに切れるということであれば今一度ご相談くださるようお伝えいたしました。
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