2015年最初の修理事例は我思ふ、東山 Repair Garden【リペアガーデン】に相応しいと思った
修理内容のご紹介です。
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【ワンちゃんに噛まれた☆キキララ☆の救出】
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玄関先でワンちゃんに噛まれてしまった【☆キキララ☆】の靴。

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ご夫婦で何件かの靴修理屋さんを廻られた後、当店へのご来店をいただいたようです。

まずはお靴詳細をお聞きしたところ【限定物】という事もあり、可能な限りの修復をご希望でした。
当店に出来る手段をお話させていただき、その方向で進めたいとのご判断をいただきました。
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以下はその手段と共にお客さまへお伝えした内容になります。
① 実はこの靴は☆キキララ☆の部分が【合皮】。・・・という事は履こうが履かまいが
【時間と共にいずれは全体が劣化してしまう】という事になるであろう。という物理的な問題。
② 先に進めるにあたり、それなりの修理費用を要する。
③ 傷跡の修復には限界がある。
という事です。
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上記をふまえ、【それでも先に進めたい。】というお客さまのご判断。
それならば・・・どうせ進めるのであれば・・・と
私なりに無い知恵を振り絞り、我思ふ【靴修理の楽しさ】をご提供したいという進行を
お伝えさせていただきました。
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まずは出来る範囲で【傷跡をパテにて整え】た後、キキララ色のトウキャップを施す進行。
これには当初、靴本体の【オフホワイト色】にての進行が私の頭中に浮かんだのですが、
先の仕上がりを考慮すれば中途半端に☆キキララ☆が見え隠れしたサマは
【いかにも修理しました感】が生じるであろう・・・ん!ん!?
「☆キキ/ララ☆はコンビだなぁ・・・それならば右/左に☆キキララ☆色を振り分けてみよう。」
これならば既製の雰囲気でまとまるかも!!というご提案。

そのご提案はお客さまにも大変興味を持っていただけました。
一応に打ち合わせ段階で【修理素材の合わせ色の限界】をご理解いただき、
お客さまに左右の色振りをご指示いただいた結果・・・

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ご覧のようにまとまりを見せてくれました。
これには、新たに施すトウキャップでビジュアル的に見え隠れしてしまう☆キキララ☆の位置の考慮。
履き物としてはマネキ部にかからない深さを・・・と修理を強く希望されるお客さまと共に考えた内容になります。
いかがでしょう?【修理した感】よりも【既製品】というようなまとまりになったと思いませんか?

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私が思う、私が運営する靴修理店 東山 Repair Garden【リペアガーデン】とは
【私と共にお客さまに靴修理を楽しんでいただきたい。】という事が一番にあります。
全てのご依頼にその事は出来ないかもしれませんが、今回のような流れは当店の理想でもあった為、
2015年の最初の記事とさせていただきました。
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・・・実は今回の靴修理は旦那さまから奥さまへのお誕生日プレゼントという事でした。
結果、最終的にお二人共に気に入っていただけたようで安堵いたしました。
私には修理靴をお戻しさせていただいた時に喜んでいただいたご夫婦がキラキラの☆キキララ☆に見えましたよ!
ご利用ありがとうございます。
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※このような流れは実に【お客さま参加型】という事になりますので、ご来店が必要になります。
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靴修理・鞄修理店 東山Repair Garden【リペアガーデン】
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