今回はREDWINGに施されている【純正トラクション(ホワイト)ソール】の厚みを考慮したカスタムのご紹介です。
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まずはこちらのブーツです。
MIDソール以下を交換の際、アウトソールに【Vibram#148】を用いる進行。
新MIDソールはご希望のフマズ部を浮かせる仕様になります。

P1060443 P1060444

P1060445 P1060446
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次はこちらのブーツです。【純正ソール(残)形成+Vibram#1276・TAN(ベージュ)色】
カカトのすり減りの深さの関係上、アウトソール装着前にアタッチ補修を施しました。

P1060749 P1060759
アタッチ素材は以前に当店で他のお客さまのブーツより剥がされた純正ソールを用いました。
もちろんこの進行は今回のお客さまのご要望を考慮した上での事。
事実内容をご理解いただいての進行です。同素材を用いる事で、限りなく違和感の無いまとまりに。
加え、すり減り部(外側深)は見た目への配慮から【センター合わせ】で画像のように対応いたしました。

P1060756 P1060755
【構成次第では残した純正ソールが元の雰囲気の好継続に繋がるのではないでしょうか?】
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最後はこちらのブーツです。【純正ソール(残)形成+Vibram#1276・MOJAVE(カーキ)色】

P1060820 P1060812

こちらのブーツも画像のような寸法出しの結果、純正ソールと同厚にての仕上げです。

後日お客さまよりいただいた画像です。

RWCS
お戻し後にお客さまご自身で染められたカーキ色の革ひもを装着されたとの事です。
このような【+αの作業】により先にも申し上げました【構成次第では残した純正ソールが元の雰囲気の好継続に繋がる】という部分がより上手に反映された好例ではないでしょうか?
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ここまで【寸法うんぬん】をやる必要があるのか?ないのか?
(今回の3足の場合、確かに素材も異なりますし、新ソールは【凹凸型(空間有)】です。)
正直私自身も正解は解りませんが、事実これらの内容をご提案させていただいたのは私ですし、
進められる判断をくだされたのはお客さまですし。。。
内容はそれだけの事か~もしれませんし、それだけではないのかもしれませんし。。。
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見た目のコダワリも大事ですが、【寸法へのコダワリ】も大事ではないでしょうか?
皆さんはどう思われますか?
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