今回はこちらのレザーサンダルのサイズ調整になります。

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お客さまご自身【大きめ】と理解しながらも在庫状況の事もあり、
「なんとかなるかな?」との淡い期待の上でご購入されたようですが・・・
やはり【まともに履けない】との事でご相談をいただきました。
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今回はいくつかの修理店さんでお断りをされた上での事でしたので
お客さまより、【ソール素材の変更も承知の上、サイズ調整の過程上オールソール交換が必要ならばその流れで。」とお伝えいただきました。
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それならば、あと2度程ご来店いただく必要がございます。とのお伝えにご理解いただき、
なるべく似た雰囲気を目指す事を前提にお客さまと共に新素材をセレクト。
素材が決まれば、【バラシ】が済んだ時点で再来店をお願いさせていただきました。
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上の画像の状態で2度目のご来店。
この状態に元ソールの【少々傾斜のあるソール】に類似したソールの上に乗りながら
直に足入れをいただき、お望みの心地よい感じまで各部ストラップの長さを絞りこんでいきます。
・・・少々お時間をいただきましたが、【コレで!】のご指示をいただきましたので
今回はここまで。選んでいただいた素材にて新ソール構築後、再々来店をいただく事になりました。
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選んでいただいた素材でのソール構築です。
まずに、元サンダル素材と同じカテゴリに属するEVAレンガシートを貼り付けた後、
元のソールが持っていた【傾斜】を施します。

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この傾斜は数ミリ単位のモノになります。たかが数ミリとは靴はミリ単位の代物ですので
私の場合、この辺りは大事なことではないか?と考えています。
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あとは合成クレープ素材を貼り付け完成。
※耐久性も考慮し元の薄めアウトソールよりも厚めで仕上げています。(その分レンガ色部分は薄めにしています。)

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3度目のご来店。少々の心配もありながらもご試着(軽めの歩行)後、
「大変心地よい♪」とお伝えいただき、【OK】をいただきました。
今回のお客さま、実は当店からそれなりに距離のあるところにお住まいでしたが、
当店近隣へのご用事時をご利用しながら3度ご来店いただきました。(お客さまのこのサンダルへの愛着・執着を感じました♪)
今回の場合こちらのお客さまのご足労こそが、最終的に良方向へまとめあがった最大のキーポイントだと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
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