今回は切れかけてきてしまったショルダーベルトへの対応になります。

お持ち込み時よりお客さまの中で対応の完成形を頭の中でお持ちのようでしたので、
細部にわたりご指示通りに(縫い位置、糸止めの方法等)仕上げさせていただきました。

相応に厚みが出たので、当店のミシン(八方)での1発縫いは少々厳しいと判断し
糸を通さない状態で空縫いし、下地穴を用意した後に本縫いをかけました。

革やビニール素材は縫いをかけるとその行為が【素材を切る】という解釈もあります。
よって縫い目から徐々に切れてくるという事が多く見受けられます。

上記のような事から不意な縫いは後の切れに繋がる恐れがありますが
今回はお客さまの中でもご考慮された上でのご指示でしたので、スムースに形にする事が出来ました。

【バッグベルト/持ち手の革巻き 1ヶ所 ¥3150~】