今回はTonyLamaのカウボーイ・ウェスタンブーツの修理一例です。

80年代~90年代に靴好きだった青年達は、一度は足を通された事があるシロモノではないでしょうか?
私もその中の1人で、私の場合はGUNS’N’ROSESのSLASHが履いている事でこの手のブーツに興味を持ちました。(今やSLASHは主にスニーカーですけど。。)よって私の場合、【ウェスタンブーツ=MTV全盛期のHR/HM時代の産物の履物】として興味があるわけなのですが、本来?のウェスタン・カウボーイを好まれる方からは「その時代にハードロッカーが履いた為、カウボーイブーツの印象がチャラくなってしまった。。」とのご意見もお聞きした覚えがあります。
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さてカウボーイ・ウェスタンブーツといえば、大方がレザーソールになりますが、
履き(歩き)心地を顧慮したラバーソールへの変更ご依頼も時折いただいております。
【Vibram#269仕様】

 

確かに、現在カウボーイ・ウェスタンブーツを履けば、今でいうところの【コスプレ】に近い感じが生じてしまうかもしれない。。。
という事で履くのをためらってしまう傾向もあるかと私的には思ったりしますが、近年のブーツカスタムの流れで工夫をされる方もいらっしゃいます。
それでもブーツ自体の個性がかなり強い事から私個人的には上手(狙い通り)にはまとまりきらない傾向もあるのでは?と感じています。
(このブーツはやはり【中性的】なのが魅力ではないかと。。。)
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一例ですが、【レザーオールソール+凹凸ラバーパーツ仕様】でのご依頼もご紹介しておきます。

 

とにかくつま先尖がりの靴はカカト部のヤラレよりもつま先のヤラレに気を気張るべきかもしれません。
以下は【つま先補修】という補修方法になります。
DANPOST社 カウボーイ・ウェスタンブーツへのつま先補修一例。

 

僕らが愛した、憧れたTonyLamaは残念ながら現在は日の目を見ていませんが
青年時代の思い出として現在も多くの方がお手元においていらっしゃるというお話は少なくありません。
ちなみに履かないのであれば・・・修理が必要なければ・・・傷んだソールやヒールこそが当時を思い出させてくれる大事なブーツに貢献している大きな要素になると思いますので、無駄に交換する事はオススメしません。
もし、もう一度履いてみよう!と思われた時、その時に修理が必要でしたらお声かけいただきたく思います。
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