今回はご覧の紳士靴の修理対応です。

Santoni【サントー二】のシングルモンクです。

お持ち込み時にはレザーソールに穴が開きかけている状態でした。
よって、お客さまの頭の中には【オールソール交換】という事があってのご相談でしたが・・・
結果部分補修とさせていただきました。

まずはTOPリフト

 

通常は上左の【レザーとラバーのコンビ物】をそのまま交換いたしますが、
今回は訳有の為、【三日月のラバー部】のみを交換しました。

※目立つ減りはラバー部ですが、実際にはレザー部も減っています。
よって減少したレザーの面にそぐいラバー部の面を合わせています。

またお持ち込み時のレザーソールの穴開きには革片を用い、穴を塞いだ後【ラバーハーフソール】を張りました。

では何故、オールソールではなく部分補修の運びになったかというと・・・

ご覧のように【甲革が切れている】状態だったからです。。。

確かにコレがなければ、私もオールソールをお薦めしたかもしれません。

ところが、ご覧の状態です。この甲革の切れは修理が不可能です。
またダメージは進んでいくばかりと思われます。。。

よってお客さまとご相談させていただき、【今回の予定修理代金は次の靴の足しに】される案もご提示。

しかしお客さまの【この靴をもうしばらく履きたい】というお気持ちにそぐい低価格で抑える方向にてまとまりました。

【紳士レザーオールソール ¥12600~】→【今回の部分補修 ¥4725】

もちろん甲革に切れ破れがあろうと、どうされるかはお客さまのご選択です。
・・・が修理はトータル的に見ないと非経済的になる場合もあると思います。

ダメージが目立つ箇所のみの修理は決して悪くないのですが、
つま先からカカトまで・・・加え靴の内側と一通りチェックしてみる必要もあるかもしれません。