今回はCEDAR CREST(セダークレスト)というメーカーのチロリアンTYPEのオールソール修理です。

ご覧のようにつま先が開いてしまっている事とかかとの減りもある事からオールソール修理となりました。
元はメーカー製の登山型ソールが貼られていましたが今回はなるべく似た素材【VIBRAM#1136】での修理(¥10500)となります。

今回の新旧ソールはかかとと一体化していますが、それには理由があります。

これらのソールはいわゆる【登山型】もしくは【ハイカータイプ】と呼ばれていますが、それらの悪路を歩く途中に
もし、かかとが取れてしまったらどうなるでしょう?

これらは登山靴が分かりやすいと思いますが
雪山で靴内に水が染みてきた、かかとが取れたなんて事になろうものなら命にかかわります。
よってかかとがソールと一体化する事はかかと部の不意な外れを防ぐ為の意図的な造りと言えると思います。

もちろん街履き程度ならソールとかかと部がセパレートしていても大丈夫だと思いますが(現にそれらのタイプも多々あります。)
バイクに乗るなどの不意なかかと外れが命取りになるような場合は【一体化型】が良いかもしれませんね?