今回は久々の婦人靴の修理例です。

どうしても紳士靴や他のカテゴリの靴達に比べ、婦人靴は修理内容に幅が見られない事も
あると思います。

しかしもって、【一般的な靴修理=婦人靴修理】という事も避けて通れない部分があると思います。

それでは、まずは【ヒール】の修理加工です。

 

ご覧のように【折れ】が生じてしまっています。
今回のような【折れ】やヒール自体が外れてしまうのには原因はいくつか考えられますが、
きちんとした理由があっての事です。

一例に・・・
造り方がまずい・・・デザインが最優先。力のかかる部分を製造時にしっかりと対応していない。
無理な力をかける・・・車の運転時や足休めの為にヒールに斜めからの力をかけてしまう。

というような事があります。

今回は【ヒール交換】にてのご対応です。

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次にオールソールになります。

婦人靴でもオールソールは可能で、素材も【革・ゴム等】の選択が可能になります。

 

これは私の個人的な意見ですが、特に婦人靴は新品の時の状態が一番サマになっていると思います。
(一例に男性のハードなブーツ等だと、履くに従って【味】が出てくる傾向がありますが・・・)

そういった意味合いでは、見た目を重視されるスマートなシルエットが売りの婦人靴の場合は
トコトンの修理も状態ありきなのかな?とも思いますが
思い入れがある・・・特別な靴等にはこのような手段もお薦めしたいと思います。