今回はご覧のエンジニアブーツのストラップベルト作製、ならびVibram#100の交換です。

 

非常にごっついブーツです。・・・が何か変です。

 

ご覧のように足首部のストラップベルトが細く・・・伸びきってしまっています。
お聞きすれば、ご自身で【幅ではなく、長さを】幾分かCUTしての現状。。。
可能な範囲で元の寸法に戻して欲しい。とのご依頼です。

【ご対応後/ご対応前】

ホーウィンレザーを用い、まとめさせていただきました。

では、なぜこのような症状になったのか?
このブーツにはその要素が見える大きな物理的問題があります。

それは【トリプルMIDソール】です。。。
それなりに厚みがあるレザーソールMID×2+薄めのラバーMID+#100という構成のこのブーツ。

過度な厚底から、ソールはほとんどマネカナイ(曲がらない)状態です。
登山靴は基本傾斜面を歩くので、靴のマネキはそれほどなくても大丈夫のようですが
平らな地面を歩くというテイですと、やはりマネキは必要となります。

という事で今回の症状はそのような事が実証されてしまったケースのようです。

今回はストラップベルトを交換することで、それなりにまとまったように見えますが、
ベルトは一番目立ちやすいヤラレが表れた氷山の一角です。
(ベルトだけとはいかないのが普通ですので。。。)

今までにこのような厚みのエンジニアブーツを数足みましたが、
悲しいかな、正直どれもアッパーがぐちゃぐちゃの状態でした。。。

ソールカスタムを施すのであれば、やはりそのブーツに見合った進行をオススメしたいと思います。
それは実に、大胆にいぢり倒す事は避けたいという方向だと思います。

靴のソールは着せ替え人形のように安易に脱ぎ履きさせられるモノではないと思います。

出来ればなるべくお金をかけず上手に長く履いてこそ、本来のその靴の持ち味が生じる
面白さもあるのではないでしょうか??

ともあれ、今回はご覧のようなご希望の加工にて進めさせていただきました。

 

現在のカスタムの流れを1つ間違えれば、数年後はアッパーがヤラレまくったブーツが
ゴロゴロと出てくるのではないでしょうか??

アッパー修理専門店、出てくるかもしれませんね。。。
メイカーさん、販売ブーツも底着けずの【カスタム用】なんてモノはどうでしょうか??

見た目ONLY!も考え方の1つだとは思いますが、
この理由上、無駄に剥がされていくソール達は非常にかわいそうですよ。。

当店ではブーツカスタムにも対応はさせていただきますが
私は【修理屋】なので、なるべく靴の味方サイドで対応して行きたいなぁ。と思っています。

ちなみにソールを10枚重ねても【豪華賞品】は贈られません。。。

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靴修理・鞄修理店 東山Repair Garden【リペアガーデン】

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