今回はご近所にお住まいのアメリカのお客さまからのご依頼です。

日本国内で購入したRED WINGブーツ。
これぞとばかり履きこみ倒し、お望みの風合いに仕上げたそうですが・・・
「重い・・・履きにくい」という事からのお望みの履き心地を望まれたご相談でした。

ブーツはこちらの【アイアンレンジ】。いかにもゴツく、強そうなモデル名のブーツです。

 

こちらのブーツをお望みの履き心地、【クッション性のある軽い靴に】とのご依頼です。

当初はご希望のソールをご指定いただいたのですが、実にそれは国内では入手が困難な品。
調べて見れば、海外メイカーのとあるMODELに別注採用されているソール。。。

一応にこれらの事をお伝えし、ならば・・・【MORFLEX】と。

【MORFLEX】はVibram社の新ソール素材になります。

あくまでも、理想の履き心地に近くされたいというお気持ちが伝わり
ご希望の【MORFLEX】をご用意させていただきました。

特に外国のお客さまの靴を修理加工させて頂く際、最初に気にかかることが【サイズ】です。

過去にも数例ございましたが【11、11/5、12、・・・】という国内では希なサイズになってしまうと
加工の際の取り回しも含め、実に国内展開されているソール達では対応が厳しいというケースがあります。

もちろん何かしらの対応策はあるのですが、「このソールにして欲しい。」とのピンポイントなご希望には
日本国内にての需要が見込める、常時流通品としてはご用意が不可能なモノもあるからです。。。

そういった意味では今回のMさまは適応サイズでしたので、キワドいサイズながらも画像の3種は全て対応可。
その中から【Vibram#8368(BLK)/MORFLEX】をセレクトいただき、着工させていただきました。

 

加工後の大きなバランスの変更が無いよう事前にソール形状(寸法)を考慮した事もあり
そつなくまとまったと思いますが、如何でしょうか??

しかし・・・お渡し時には「Good!/Excellent!」の感触はザンネンながら得られませんでした。。。

これも靴文化が根本的にあるお客さまの感触でしょうか・・・。
「見た目はしかり。しばらく履いてみないとわからないね。」と。。。(・・・正解です。)

ともあれ、ひとまずは無事にお返しさせていただけ、帰路はの当店前の急な坂道をこのブーツを履いて走って帰られました。

Mさま、またエスプレッソでも飲みながら、その後の感触をお伝えいただきたく思います。

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以下はあくまで私感になりますが・・・

【靴文化が浸透している】という欧米諸国。実に【その靴を履くTPOが上手】というところに答えがあるような気がします。

イギリスのクラシックな革靴しかり、アメリカのワークブーツしかり、履き場所をきちんと選んでいらっしゃる
傾向のように思います。

実に今回のMさまも、自国のワークブーツは「【作業靴】に他ならない。。。過去の古き良き時代のアメリカの産物です。」
とおっしゃられていました。

もしや日本人から見る海外の靴事情は、過剰評価しすぎているのかもしれません。

確かに日本国内で道行く外国人の方の足元を見れば、【ラフ】傾向。
海外には、スニーカーを履き続け【臭さを競う大会】もあるくらいですし。。。

それを国内で言い換えるのであれば、お風呂に何日入らず、誰が一番臭いか??なんてところでしょうか?

このあたりはお国柄の【対象】のモノかもしれませんね?
もしこの大会が存在すれば、風呂嫌いで有名な銀河鉄道999の【星野鉄郎】が間違いなく優勝候補でしょう。。。

話を戻しますが・・・
今回のMさま。靴/ブーツのファッション性という事のご理解もお伝えいただきましたが
雑誌等で紹介されている進行よりも【より自分の生活スタイルに合うようにしたい。】との強いお申し出でした。

目立つブーツカスタムは、どうしてもより【Hard & Heavy】に。との傾向が主流ですが
今回のMさましかり、時折いただく【LIGHT/POP/カジュアル】路線のカスタムも
また面白く、普段履き維持への更なる追求になるのかもしれませんね?

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