今回はフォーマルな紳士靴に施させていただきました【レザーハーフソール】です。
現在では入手がしにくくなった【JR(ジョン・レンデンバッハ)ハード仕様のレザーハーフソール】での進行です。

 

ソールが傷んだらオールソール。この進行は靴修理の進行としては間違っていないのでしょうが、
私個人的には靴のバラシは最小限で。という進行をまずはオススメしております。

「自分の靴であれば、こうするかな?」という程度の事ですが、しかしそれはもちろん理由があっての事です。

そのようなご説明は当店では修理加工前の【ミーティング】時にお伝えいたしますが
あくまで最終的な進行はお客さまのご意向でのカタチ・最終ご判断とさせていただきます。

さしでがましいかもしれませんが、東山 Repair Garden 【リペアガーデン】という靴修理屋として
お伝えすべきであろう事はお伝えしたい。とは思っております。

それらはお客さまによって感じ方が異なる部分とは思いますが、実に多くのお客さまから修理進行の工夫、限界等も含め
「何にも考えていなかったよ。言われてみると面白いね!」と靴修理への関心が増すようなお言葉も頂戴しております。

また私自身がお客さまにその都度教えていただく事も多々あり、以前にも述べさせていただきました
【靴には正解がない】という面白さも日々実感しております。

そういった意味合いでは今回のレザーハーフソール加工の仕上がりは【修理感満載】かもしれましんが
お客さま曰く「靴を修理して履く事はなにも恥ずかしくない事だと思いますが??むしろ直した感は歓迎すべきところです。」
とお伝えいただきました。

これに限らず、【修理した感】をなるべく残さないように。とのご要望もあって当然だと思います。

どちらも【この靴を引き続き履いていきたい。】とのお気持ちには変わりはないと思います。

よって当店でご対応が可能な事とは?・・・また当店の靴修理のスタンスとは。という事はこれからも
お伝えしたいとは思っております。

そして・・・お客さまが靴の(修理)加工に対し、強いご要望をお持ちの場合は私の見解をへし折っていただき、
是非ともその強いご要望を押し通していただきたい!とも思っております。

これには【想いをカタチにする】のも大事な私のお仕事。だと思っている事に加え、
【正解】は履いて感じるお客さまの感覚が全てだと思っている事からです。

たかが靴修理か~もしれませんが、様々な角度から1足、1足をご一緒に見直される事も靴修理の面白さなのか~もしれません。。。
お気軽にご来店・ご相談いただければ幸いです。

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靴修理・鞄修理店 東山Repair Garden【リペアガーデン】

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