UGG 【アグ】 ムートンブーツ補修
今回はUGGのムートンブーツ補修です。
このブーツは素材や造りの問題から【普通に歩いているだけでヤラレが生じます。】
元は【防寒用】としての役割のモノで、【超厚手の靴下】というような感覚で捉えるのが本来の事。
よって【街履き／歩行用】として使用すれば、それに伴いダメージが生じてしまう。という流れです。
まずは【カカトのすり減り】です。（こちらは通常の靴達同様の症状です。）
今回ご依頼のブーツが【グレー系】であった為、グレー系素材での進行です。
補修素材は色が既存ソールより薄めな為、【目がソコに行きがち】ですがブーツ本体の素材切断面と同じ色合いで
黒よりかはまとまっている仕上がりになったのでは？と思います。
正直当店での【グレー系素材】のご用意はこの素材のみですので、状況によりご対応が不可の場合があります。
・・・あっグレー系、もう一点ありました。
「・・・。｣（ご興味があればいかがでしょうか？）
次によくある症状です。
後部センターの裂け・・・。この症状は本当に多く見られます。
取り敢えず今回は軽症の部類と判断し、縫い合わせを施しました。
ただ素材を縫うだけでは【縫い糸により、ヤワな素材を再び裂いてしまう｣事は目に見えていますので
補強テープを仕込んだ後に縫いかけしています。
お持込み時は【縦縫い糸での裂け】の症状が見られた為、修理時には縦縫い糸を入れず敢えて横糸のみで補修し
まずは様子をみていただくという段取りでご対応させていただきました。
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