今回は可愛らしい子供用靴のTOPリフト交換です。

通常の婦人靴と同様の作業になりますが、今回は【スケルトンヒール】の靴でしたのでこの機会に【スケルトンヒール】についてお話します。

ご覧のように既製の段階では専用のTOPリフトが付けられていました。
通常の場合は【接着&釘打ち】と進めていく修理なのですが、この【スケルトンヒール】削れば白く濁ります。
また釘打ちすればその形跡が露骨に外から見えてしまうというのが欠点です。
よってその事をよくご説明してからの着工とさせていただきました。  【婦人TOPリフト Mサイズ ¥1050】

今回は【子供靴】を手掛けさせていただきましたゆえに、この機会に思う事を明記します。

この国では【幼少期からの靴の大切さ】についてはあまり語られないようですが、
靴先進国のドイツ等では幼少期の靴こそが、その子の一生の体づくりに影響を与える大きな道具になるとまで考えています。
よってドイツやイギリス等では幼児用のオーダー靴も珍しい事ではないようです。

以前から思っていた持論なのですが、上記の考えは一時期までのサッカーをみてみると面白く見えてきます。

私はサッカーにはあまり詳しくはないのですが、今でこそアジアや中東のチームが活躍している様子ですが、
十数年前までは【ドイツ・イングランド・ブラジル・アルゼンチン】という4強チームばかりだったと思います。

そこで思うのが、極端ですが【靴】を真剣に考えているか【裸足】という2分化になると思います。
もちろんサッカー自体の歴史が物申すのは当たり前ですが、足へ対する想いや環境が良いととらえても面白くみえてきます。

今現在、アジアもサッカーが強くなり世界に並ぶところまできましたが、やはり現在でも一線を越えていないのが現状です。
何を申し上げたいかと言うと・・・

今多くの日本人の靴へのとらえ方はある意味、無茶苦茶です。
よって今一度、せめてこれからの人達には【靴と歩行と体づくり】の関連性を示していくべきだと思います。

それらが一例に日本のサッカーを更に躍進させる考え方にもならないだろうか?と思う次第でもあります。

・・・自分に子供が出来たらよく考えて靴を履かせてあげたいです。