今回のお靴は画像のCAMPER【カンペール】。
カンペールのこのタイプのソールは時間が経つと劣化してしまう素材になりますが
今回は【底面の模様】が歩行時のストレスになる。との事で
ご覧のレザーMIDソール(底縫い)+Vibram#2060でまとめさせていただきました。

P1040654 P1040656

一番上のソールは元の【丸みある雰囲気】を残す為、敢えて下部のみを削り込み上部の丸み部のみを残す進行。
その部分は経年劣化の恐れがある事もご理解いただいての進行となります。
※まとめれば、後の劣化のリスクよりも現在の雰囲気に比重を置いた進行になります。
・・・がこの場合、残す部分の現状を考慮する必要が多いにあります。(すでに劣化した物を残す事は厳しい進行です。)
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そして今回の【Vibramソールを基に・・・】という部分になりますが、
今回は既製の#2060ソールを全体的に5mm薄くしてあります。(画像参照)
P1040653 P1040657
今回のような【短靴】(特に今回は女性物で小ぶり+MIDソール3mmを挟み込む加工)の場合
既製品のVibram#2060や#2021をそのまま装着すると、本来の靴のバランスよりも【厚底】になってしまう傾向があります。
これが意図的な進行であれば、またはお客さまの許容範囲であれば
既製ソールをそのまま装着してもなんら問題は無い?と思われます(厚い分マネキは悪くなりそうです)が全体的なバランス・履き心地を考えればそのままよりは【+αの加工】をした方がベターだと思います。
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個人的にはこれが【ロングブーツ】の場合でしたら、筒部(上の比重かせぎ)がある分、短靴より厚底に見えないとも思いますが。。。
実に【ソール厚の5mmの差】は見た目・機能に大きく反映されると思います。
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