今回は婦人靴のオールソールになります。

まずに【猫】が可愛らしいこちらの靴。

アッパー素材の影響か・・・ソールの接着剥がれが目立ち、全体的にダメージも見られる為
【レザーソール(底縫い)】にてのオールソール(全底換え)でのご対応です。

 

新ソールには元造には無い【底縫い】を施すことで、しばらくの間の底剥がれ防止をお約束出来ると思います。

次に合成クレープ素材を使用したこちらの靴のオールソール。

元の雰囲気を損ねず、上手にまとまったのではないでしょうか?

 

私個人的な意見ですが・・・特に女性物の靴は履いていない新品時が一番まとまって見えると思います。

これは当たり前と言えば、当たり前なのですが、男性物の靴やワークブーツ等は
履きに従い【味】が出る。という物も多くあると思います。

そういった意味合いでは、女性物は履くに従い【味】というよりは【歪み・ヤラレ】が目立ち
悪印象の傾向があると思います。

これには【華奢】であるが故、【スマート】であるが故の女性らしい靴のラインの構築に
造り自体の強度がとれていない。物理的・力学的に厳しいという事があると思います。

しかし、「この靴、見た目よりも履き物として先々も付き合っていきたいのよ。」というお気持ちを
伝えられる女性のお客さまもいらっしゃいます。

女性のお客さまのそのような想いにもお応え出来る準備は整っておりますので
お気軽にお声かけください。