婦人ブーツ トータル修理

今回はご覧の婦人ブーツのトータル修理になります。
お近くの修理店さんでは・・・という事で遥々ご来店いただきました。

まずに【つま先の傷】そして【アタッチで補修してあるヒール】
こちらのご対応を主に【底縫い+ハーフソール交換】と相成りました。

 

つま先の傷は以前にもご紹介しました【革巻き+縫いかけ】で対応させていただき
元のセメンテッド(接着)製法から底縫いを施し、簡単に底剥がれがないように対応させていただきました。

 

次に【ヒール交換】になります。
すり減った箇所の手当てが見られるヒール。このままでも使用に際し、支障はないのですが
ご意向は【せっかくならば今回出来る範囲すべてを】との事でした。

ところが既存のヒールサイズが独特な為、付け替えるヒールが見つかりません。
そこで・・・今回は【ワンオフでのヒール作製】となりました。

 

【履き心地・相性の良さ】との事でのご依頼でしたのでハーフソールも元と同じものを装着し完成になります。

 

ここまでの修理となると、正直それなりの価格になりますが
それも含め、お客さまからはこのブーツに対する熱意がひしひしと伝わって来たこともあり
私に出来る範囲でのご対応をさせていただきました。

お客さまからは【見た目・履き心地】ともご納得いただけ安堵いたしました。
遠方よりわざわざのご来店ありがとうございました。

REDWING (レディース)ブーツのカスタム

今回はご覧のレッドウィング(レディース)ブーツのカスタムです。

元のソールはおなじみのトラクションソール(純正)。

今回は上手にビジネスでも使用をしたいとのご意向で
カジュアル性の高いトラクションソールからレザーソールへのカスタムです。

 

歩行を多く伴うお仕事柄【ハーフソールの装着】をご希望。
加え、ウェルトの元穴を追っての【手縫い】作業。

ヒール部をなるべく重視した#700の削り込み。
全体的な【色合い】の詳細の元、ご覧のようにまとめさせていただきました。

ステッチ・金具色等の考慮をすれば、もっとドレス色を高める事も可能ですが
今回はお客さまご意向の【セミドレス】という事で上手にまとまったのではないでしょうか?

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その後・・・つま先の減り具合が気になられるとの事から【ヴィンテージスティール】を装着し、
様子見をしていただく事になりました。

 

既存金具とも違和感なく、全体的にまとまったのではないでしょうか?

婦人靴のトータル修理

今回は久々に婦人靴(パンプス系)の修理になります。

ご覧のようにアッパーを含む【つま先のダメージ】に加え【ヒール・TOPリフトのダメージ】も見られる為
出来る範囲でのトータル修理を試みてみました。

 

まずは一番気にされていた【アッパーつま先】のご対応です。
元デザインに着目し、ご覧のように(ソールを剥がし)革巻き+縫いかけにて進めてみました。

 

次に定番の【ヒール革巻き】と【ソールつま先補修】です。

 

正直これだけの修理をされると、それなりの価格が生じます。
・・・がお客さまにとってプライスレスな靴であるとの事から、今回のようなご対応を進めさせていただきました。

婦人靴ヒール固定

近頃は【ラギット系ブーツ】の修理・カスタムが目立っていましたが、
Repair Gardenは【ラギットブーツ修理・カスタム専門店】ではありません。

当店はあくまでどのようなタイプの靴でも【この靴、直してまた履きたい!】と思われる気持ちに
可能な限りお答えさせていただきたいとの想いで運営している【靴の修理店】です。

(確かに個人的には20年程前から【その手のブーツ】を好んで履き続けている為
Blog掲載しかり、修理にも熱が入ってしまうのも事実ではありますが・・・。)

それでは今回の修理は久々に婦人靴のご紹介です。

今回はご覧の【婦人靴のヒール固定】になります。

ヒールが簡単に外れてしまう事には【きちんとした理由】があると思います。

一例に、固定方法がアマイ事。
次にデザイン性重視の無理な造りをしている事。

特にヒールの高い靴は危険性も伴うと思いますので、造り手も意識してほしいと思います。

・・・ということで今回は長めのネジにてしっかり固定させていただきました。

「ん!このデザイン。どこかで・・・。」

・・・トレッキング系ハイヒール?! この靴でのトレッキングは危険だと思われますが。。。

婦人靴オールソール

久々の更新に【婦人靴】でスタートします。

ご覧のように【底丸ごと(ソール+ヒール+TOPリフト)】を交換いたしました。

底丸ごとを交換すれば、履き心地も変わってしまうのが前提になり、修理金額もそれなりに生じますが
なるべく似た素材、物理的な寸法を合わせお戻しさせていただく努力はさせていただきます。

思い入れのある靴などはお金を出しても買えません。
そのような靴はこのような手段も考えてみてはいかがでしょう?

【婦人合成オールソール ヒール交換+α ¥8400~】

婦人編み上げブーツのオールソール

今回はご覧の婦人編み上げブーツのオールソールです。

厚底の凹凸パターンの一体型の物から合成ラバー素材をメインに
凹凸ハーフソール+積み革ヒール+凹凸リフトにて仕上げさせていただきました。

 

元の厚底物はご覧のような構造です。元造はこれが接着のみで張り合わせてあるだけです。
よくある【接着剥がれ】は、やはり【造りや素材】等剥がれてしまうそれなりの理由があると思います。

といって購入時に【見抜く】のは至難の業ですし・・・解れば解ったで選択の余地が無くなってしまう事も事実です。

・・・が対応策が見いだせる物にはしっかり対応させていただきたいと思っております。

婦人靴のオールソール

今回はご覧の婦人靴のソールを取り換えいたしました。

基本はレザーソールという造りの靴でしたが、切り込み模様の内部分はウレタンで造ってあった為
加水分解でボロボロになっておりご覧の状態です。。。

よって、今回はラバー製ソールにて対応させていただきました。

 

【婦人靴 ラバーオールソール ¥6300~ 】

サンダル・ウレタンソール加水分解

今回はご覧のサンダルの修理になります。

 

履き心地の良いウレタン素材のデメリットとしては【加水分解】というものがあります。
これは、上画像のように湿気でウレタンが風化(劣化)してしまうものです。

今回はお客さまの「お気に入りのベージュの部分を活かし、また履いてみたい。」というご希望に
【履き心地の変化】のご了承を得てのご対応です。

新しく用いた素材は【EVA(スポンジ)】と【合成クレープシート】
元の【やや厚底系】に比べるとご希望の若干薄めでの仕上げとなります。

 

現在秋冬物のご依頼を多々いただいております。ありがとうございます。

今回は夏物の締めくくりとして、こちらの【サンダルの修理】をご紹介させていただきました。

婦人靴カカト部+つま先部修理

今回は婦人靴のカカト部とつま先部を修理いたしました。

この靴は前回の【布地】物でのご対応時にもご説明いたしました【ロープ物】です。

状態としましては、ロープがギリギリほつれていないギリギリの状態です。
(若干の毛羽立ちは生じていますが、この程度なら手間無く綺麗にまとまります。)

それではまずは【カカト部】のBefofe/Afterです。

 

次に【つま先部】です。

 

一度キズをつけてしまうとエンドレス状態でほつれが生じる厄介な【ロープ物】。
早めの修理対応をお薦めいたします。

【今回のカカト部修理 ¥840(面積により変動いたします。) つま先部修理 (ラバー素材) ¥1260】

婦人靴カカト部修理+α

今回は婦人靴カカト部修理+αです。

履いている中、知らずとゴムが取れたしまったとの事。
気が付いたらご覧の状態で。。。とのご相談です。(片足だけの症状で高さも変わってしまっています。)

 

ヒールの巻物が【布地】の物や【ロープ巻き】の物は1度傷をつけてしまうと
そこからエンドレス状態でほつれが生じてきます。

よって上記の素材の場合はその事にアンテナを張り、カカトゴムの交換も早めに対応された方が良いと思います。
確かに今回のように不意にカカトのゴムが取れた。との事であればいたしかたないと思いますが。

今回は以下の手順で進めます。

まずは布地の巻物をマクリ上げ、新しくカカトゴムが装着出来るように削り面出しします。
次に、マクリ上げた巻物素材を丁寧に元へ戻します。

 

最後に、削り低くなったヒールを補う為【元より厚いゴム】にて対応し、高さの変化を極力抑えてあります。
(過度に厚い素材は横の力を受けた時の事を考えると、取れやすい。との解釈もありますが、今回はあえて進めています。)

両足のご対応で、高さを揃え完成となります。

【今回の修理 ¥1365(巻物処理代金含) ※底面積により価格変動いたします。】